低学歴でも高収入が可能か？
こんにちはFLUOROと申します。今回は医療機器ディーラーという仕事についてメリット（低学歴でも高収入が可能か？）を15年以上働いた経験から解説していこうと思います。これを見て今働いている人も興味がある人も参考のしてもらえたらと思います。
医療機器ディーラー業とは？
医療機器ディーラーや医療機器代理店という職業は、医療機器メーカーから商材を購入して医療機関へ販売をする職業になります。職種は営業になり、主に決められた担当病院がありいわゆるルート営業になります。各病院には複数社のディーラーが取り引きをしていて、どこのディーラーもほぼ同じ製品を取り扱う事が可能な為、各社が診療科ごとの専門性を持って対応に当たる事により差別化を図るという努力をして売り上げを伸ばそうとしております。
弊社は脳外科領域の専門部署がありますので、手術中に立会いさせて頂いて製品の使用方法の説明が可能です
弊社は循環器分野に力を入れており、メーカーとのコネクションが強く製品を安く提供できます
具体的な専門性の差別化なんですが、上記のイラストで示したように手術中に現場に入らせてもらい製品の説明やアドバイスを行う行為を立会いといいます。本来は販売メーカーが行う事が多いのですが、そこを代理店がやれる事により、医療現場からの信頼感と説得力を得て、それを付加価値として他社との差別化を図っていきます。
A社の〇〇君は患者さんの治療をよく理解してるし、値段も安くしてくれるからA社から買います
専門分野以外にも消耗品を得意とするディーラーもあります。消耗品は同等製品を扱っているメーカーが多い為、ディーラー各社が同等製品を紹介して価格競争で決まっていく事が多いです。その結果、薄利多売になり大量の納品がある為、力仕事になりがちな領域になります。
今日の納品は手袋50ケース（１ケース10Kg程）
重くて腰を痛めそうです
自分の理想としては専門分野に特化しつつ、負担にならない程度の消耗品をやっていくのが理想に感じます。１病院に担当者を複数人付けれる規模であれば専門分野数人と消耗品を営業＆納品する担当者を付けて他ディーラーを寄せ付けない状況を作れるのが理想と感じます。
低学歴でも業界参入が可能
低学歴でも就職が可能という事なんですが、私が実際に大学を出ておらず、この仕事につけております。とは言え大卒者が多いですが、、、会社によっては学歴を重視しているとこもありますが、それは会社の規模によってちがう印象があります。規模が大きい企業だと、毎年高学歴の新卒を採用する企業が多いが、中小企業の場合、社員の入れ替わりが激しく常に人材不足で募集している事が多いので、そんな企業には比較的簡単に入社が可能だと考えられます。学歴が低いとドクターとの仕事上でのコミュニケーションに問題が生じるかというと全く問題ありません。おそらく学校で勉強したことは大半が必要なく、必要な知識は就職してから徐々に覚えていく物で充分になります。必要なのは勉強ができるかより頭の回転の良さです。
比較的高収入
医療機器ディーラーは会社によって給料のばらつきが大きいですが、良いところでは30代で年収1,000万も狙えます。逆にいつまでも新卒の初任給のような会社もあります。そんな会社はごく少数で、だいたい30歳前後の年齢で年収500万くらいが相場かと思います。印象としては専門分野に注力している会社ほど高収入な印象があります。あと残酷な現実ではありますが、同じ会社で長く献身的に勤めている人より、業界内での転職をしている人ほど収入が上がっていくのが現実です。医療機器ディーラーで3年程勤めたらキャリアアップの転職を目指すのが人生の攻略方法の正解かもしれません。
豊富な転職先
一度この医療機器の業界に入ってしまえば転職先が豊富にありますし、経験者としてキャリアアップの転職も可能になります。この事は業界内での常識になっており、久しぶりに会う営業マンが以前とは別の会社に勤めてたというケースが多々あります。
A子さんお久しぶりです。まだ㈱〇〇メディカルにお勤めですか？
B太郎さんお久しぶりです。私は先月から㈱△△ジャパンに転職しました。
この業界のいいところの一つとして、前述したように収入面が世の中の平均よりは高いという事を上げさせてもらいましたが、その中でも外資系のメーカーの営業職の給料が高収入なのが魅力的です。若くしてこの業界に入れたなら一度は外資系企業に勤めて年収1,000万を目指したいところですね。
まとめ
この業界は医療機器ディーラーの中小企業であれば低学歴でも就職が可能です。そこから数年キャリアを積んだら医療機器業界内のディーラーなりメーカーへ転職して収入を上げていく事が可能です。学歴に不安を感じている人も一度は挑戦してみる価値がある業界だと思います。年収1,000万超も夢ではありません。転職先も山ほどありますので数十年間は貧困とは無縁になる事でしょう。
最後に悪い面を少しだけお伝えします。常に人材不足というワードで察した人もいるかもしれませんが医療機器ディーラーはブラック企業が多いです。
給料こそ支払われるが勤務状況は過酷なものです。あとどこの業界も共通かもしれませんが、10年後どうなっているか想像できないのも懸念点ではあります。医療機器の流通ルートがどうなっているのか、病院は今までと同じように検査や治療を行っているのかなど。
ここまで読んでくださった方に少しでも参考になればと思います。ありがとうございました。
