新車の買い方についてどんな購入方法いいのか疑問に思いますよね?
今回は一括購入、カーローン、残クレ(残価設定ローンや残価設定クレジット)、カーリースこの4点mの購入方法を比較解説したいと思います。
あれ?以前の記事で新車はおすすめしないって言ってなかった?
「私は一貫して安い中古車を一括で購入するのがおすすめです!」
これはお金が有る無い関係なく車は乗れればいいという考え方を持っているからです。それに新車を一括で購入ができなければ月々の出費が出てしまうからです。
当サイトでは、将来の不安解消という事で余剰資金を生み出しましょうという下記の記事を出しております。
とは言え、新車が欲しいという人が多いのも事実で、気持ちがわからなくもないです。私も新車で好きな車を好きなオプションを選んで購入した事があります。正直、その時の満足度はほんとに高く、愛車に愛着もあり、自慢の車でした。
私も男の子なので良い車を新車で欲しい気持ちはめちゃくちゃ共感します。10年前は新車一択でした!
そこで2021年現在で新車の購入の方法についてかなり勉強したので、みなさんに参考にしてもらおうと記事にしました。調べていくと車屋さんはお客さんが買いやすいようにいろんなプランを作ってくるなって感心しました。
新車購入は一括購入が正解?他の選択が正解?
一括購入が支払額からして、これが正解だと思います。
・いや、買えんし!!
・そんな現金ないわ!!
・貯金のほとんど無くなってまうわ!!
そんな声が聞こえてきそうです。
世の中の6割強が一括購入以外の購入方法を使用しております。大半の人が一括購入以外の購入方法を利用しているのが現状で、しかも中古車を除くと新車一括購入というのは、かなり限られた人にしか選択できない購入方法というのがわかります。一括で購入してもしっかりと貯金や金融資産に余裕がある人、資金に余裕がある人しか選択できないのです。
ちなみにたくさん車を保有する企業はカーリースを選択する事が多いです。理由は月々定額で支払う事により、経費計上ができるからです。購入車だと経費計上が難しいからです。(この記事は個人購入を前提としてますのでこの部分は割愛します)
では一括購入以外の買い方で今回解説するのが、以下の4つです。
- ①カーローン
- ②残クレ(残価設定ローンや残価設定クレジット)
- ③ KINTO(トヨタ)
- ④カーリース(定額カルモくん)
それでは順に比較をふまえて解説していきます。
カーローン
カーローンとは昔からある一般的な購入方法です。
一括購入できないから、銀行や車屋さんから借金をして分割で返済していく方法です。金利がかかってくるので実際のトータル金額より多く支払わなければいけなくなりますが、自分の所有物になるので、ちょっとした傷や凹みを修理するかほっとくか選択も自由ですし、改造も自由です。
カーローンを下記の6車種で3年・4年・5年・7年でシミュレーションしてみるとこのような金額になります。
車種別 | 車体価格+諸費用 | カーローン3年 | カーローン4年 | カーローン5年 | カーローン7年 |
トヨタ ヤリス G GAS 1.5L 2WD(5人) | 192万 | 57,544 | 44,216 | 36,232 | 27,137 |
トヨタ ノア X GAS 2.0L 2WD(7人) | 273万 | 81,821 | 62,870 | 51,518 | 38,586 |
日産 ノート e-POWER X 2WD | 233万 | 69,832 | 53,658 | 43,970 | 32,932 |
日産 セレナ e-POWER ハイウェイスターV 2WD | 373万 | 111,791 | 85,899 | 70,390 | 52,719 |
ホンダ NーBOX L | 170万 | 50,951 | 39,150 | 32,081 | 24,028 |
ホンダ ヴェゼル G | 242万 | 72,530 | 55,731 | 45,668 | 34,204 |
注意点なんですが、ここに通常の維持費がかかってきます。当たり前ですが保険、税金、点検、車検、タイヤ・部品の交換などの費用がかかってきますので、その分の費用を別途用意する必要があるので、月々軽自動車なら7,000円~9,000円程度、普通車なら12,000円~15,000円程度は維持費の費用として用意しておくと安心だと思われます。
私はカーローンがそんなに悪い購入方法とは思わなくて、上記に載せたように、むしろ良いところも多いと思っています。私は車を頻繁に買い替えなく、わりと長期間乗ります。あと、これは断言できますが、運転の自信はありません。なのでカーローン向きかなと思います。
残クレ(残価設定ローンや残価設定クレジット)
残クレの概要
残クレとは、最近はわりと主流の支払方法で、総額から残価を引いた額を契約期間で分割して支払う事ができる仕組みです。
例えば総額300万円の車を3年ローンで購入しようと思うと月々の返済額が高くてなかなか手が出ないけど、予定残価100万円を引いた200万円を3年の36回払い(35回の場合有り)の分割で返済できるとなると、月々の返済が少なくなって手が出しやすくなりますよという支払い方法です。
わかりにくいので図を添付します。
この図の通り、100万円引いた200万円を分割で支払うので安く購入できるという事です。契約終了時に、店に車体を返却し(100万円の価値のある車体を返す)契約終了となります。その際、車体を返却するか残りの残額を支払って車を購入という選択も選べます。
残クレは店側にもメリットあり!
上の絵を参考に説明します。残価100万円を車購入時に設定しましたが、店側として3年後にしっかり100万円の価値がある状態で返してもらわなければいけないので走行距離制限を設けたり、返却時には原状回復といった条件があります。
と、いう事は残クレ契約者は丁寧に車に乗るし、走行距離もそんなに多くないので、車が良質な状態で返却されます。その良質な車はもちろん中古市場に出ますので、良質な中古車として販売されます。
店側からしたら新車は売れて、3年~5年後に良質な状態の中古車として戻ってくるのでかなりメリットになります。さらに残クレの契約が終了した人が、また新車を残クレ契約してくれたら店側としては最高のお客様になります。
残クレの主な契約条件
- ①走行距離の制限を設けられている
- ②契約期間が3年~5年で選択
- ③返却時に原状回復
①走行距離の制限を設けられている
月々の走行距離の制限があります。だいたい月に1,000kmから1,500kmが制限になっています。仕事に使用してたり、毎日30km以上乗る人でない限り、なかなか到達できる距離ではないので気にしなくてもいいかもしれません。
ちなみに月に制限の1,000km超えても問題は無く、契約終了時に月平均が1,000km以内に収まっていれば大丈夫です。
②契約期間が3年~5年で選択
契約期間が3年から5年で選べますので、短期間に新車を買いかえれるのがいいですね。
③返却時に原状回復
改造をしていたら新車の状態に戻さなければいけません。
交通事故で修復歴があると契約終了時に返却の際、追加支払いが発生する事があります。
最悪の場合、残価を支払って購入しなければいけなくなる事もあります。
残クレの支払いシミュレーション
支払いのシミュレーションを下記に載せました。わかりにくいですが、カーローンを比較対象に載せてあります。
車種別 | 車体価格+諸費用 | カーローン3年 | カーローン4年 | カーローン5年 | カーローン7年 | 日産残クレ3年 | 日産残クレ4年 | 日産残クレ5年 |
日産 ノート e-POWER X 2WD | 233万 | 69,832 | 53,658 | 43,970 | 32,932 | 45,600 | 37,900 | 33,500 |
日産 セレナ e-POWER ハイウェイスターV 2WD | 373万 | 111,791 | 85,899 | 70,390 | 52,719 | 55,900 | 50,400 | 46,400 |
車種別 | 車体価格+諸費用 | カーローン3年 | カーローン4年 | カーローン5年 | カーローン7年 | ホンダ残クレ3年 | ホンダ残クレ4年 | ホンダ残クレ5年 |
ホンダ NーBOX L | 170万 | 50,951 | 39,150 | 32,081 | 24,028 | 29,900 | 24,900 | 22,600 |
ホンダ ヴェゼル G | 242万 | 72,530 | 55,731 | 45,668 | 34,204 | 42,100 | 36,100 | 33,400 |
次に残クレのメリット・デメリットを載せていきます。
ここまで残クレについて説明してきましたが、このシステムを考えた人はすごいなと思いました。車屋側にもお客側にもメリットがあってまさにWInWinが形成されたシステムではないでしょうか。車屋側にメリットがある事を悪く言う人もいますが、相手はビジネスでやっていますので当然です。
根本の考え方から外れてはいけません。そもそも良い新車を安く買いたいという要望
に沿ったシステムである事は事実なので是非検討材料に加えてみてはいかがでしょうか?
次からはリースの話しに入ります。
キント(KINTO)
次にKINTOなんですが、こちらはトヨタのリースの購入方法になります。WEBで注文となります。車をWEBで注文できる時代になってるのはびっくりしますね!
KINTOの特徴は残クレのシステムに追加で車所有時の維持費になる部分が追加されたわかりやすいプランになります。
何が組み込まれてるかというと、
- 車検・点検・メンテナンス・消耗部品代
- 自動車保険(任意保険)
- 税金
このような維持費になる部分が組み込まれています。
しかもそれを毎月同じ額だけ払えばいいので、突然の出費や、車検や税金の為に貯金をするなどの気を使わなくていいんです。車は好きだけど管理がめんどくさいという人におすすめです。
あと毎月同じ金額の請求になるのと、余計な出費がないので、何と言っても家計管理がしやすいのが特徴になります。不透明な部分に貯金をする事なくシンプルに車の維持費を計算できるのは大きなメリットに思えます。
トヨタはこのKINTOをサブスクと表現しております。要は知識が無くても、分かりやすい料金システムで契約できるという事です。アマゾンプライム(月額500円)や新聞購読(月5,000円)みたいな物で月々決まった額だけ支払って契約できるというシステムになります。サブスクなら車を買うより気楽に契約できそうですよね。
他に無い特徴として、WEBからでも申し込みが可能というのが時代に合っているかと思います。
カーローンとKINTOの月々の支払シミュレーションです↓
車種別 | 車体価格+諸費用 | カーローン3年 | カーローン4年 | カーローン5年 | カーローン7年 | キント3年 | キント5年 | キント7年 |
トヨタ ヤリス G GAS 1.5L 2WD(5人) | 192万 | 57,544 | 44,216 | 36,232 | 27,137 | 47,410 | 44,000 | 41,580 |
トヨタ ノア X GAS 2.0L 2WD(7人) | 273万 | 81,821 | 62,870 | 51,518 | 38,586 | 56,650 | 52,690 | 49,720 |
トヨタ限定ですが、KINTOはかなりおすすめです。WEBで契約できたり、サブスクのシステムを使っているところが時代とマッチしています。さらに利用料金も良心的です。初めの一台目や、車の買いかえの有力候補になるかと思います。
次からカーリースになります。
カーリース 定額カルモくん
カーリースとはトヨタのKINTOと同じようなサブスクに近いシステムになります。
完全なサブスクではなく任意保険はお客様側で負担になりますので、多少維持費が上がります。
車検や消耗品の交換、法定点検メンテナンス料は含まれますので支払いが一定額ですみます。
通常のリースだと店舗での契約になりますが、このカルモくんならWEBで契約ができます。WEBで契約という事はお客側からすると契約が楽なメリットがあるが、一番重要なのは人件費がプラスされないところにあります。窓口、店舗、営業マンを経由すればするほどそこに利益が生じて金額が上がっていきますので、WEB契約がコスパ良くなるの人件費を最小限に抑えれるところにあります。
カルモくんとKINTOの違いはオリックスと提携してますので各メーカー取り扱いができ、ホンダや日産やスズキやマツダなど取り扱いが豊富です。車の点検や車検も提携している工場が豊富なので自宅近くで行えるのも良いところだと思います。
あと、契約期間が最大11年まで選べるので、長い期間の契約になれば月々の支払いが抑えれるのも特徴です。
走行距離の制限はあるが、カルモくんなら7年以上の契約の際は制限がなくなり、さらに毎月500円追加料金を払えば契約終了時に自分の車として引き取る事ができます。
カーローンとカルモくんの月々の支払額のシミュレーションです↓
車種別 | 車体価格 + 諸費用 | カーローン 3年 | カーローン 4年 | カーローン 5年 | カーローン 7年 | カルモくん 3年 | カルモくん 4年 | カルモくん 5年 | カルモくん 7年 | カルモくん 9年 | カルモくん 11年 |
トヨタ ヤリス G GAS 1.5L 2WD(5人) | 192万 | 57,544 | 44,216 | 36,232 | 27,137 | 56,210 | 50,463 | 44,699 | 38,964 | 33,992 | 31,000 |
トヨタ ノア X GAS 2.0L 2WD(7人) | 273万 | 81,821 | 62,870 | 51,518 | 38,586 | 68,871 | 61,496 | 55,523 | 51,790 | 44,618 | 40,317 |
日産 ノート e-POWER X 2WD | 233万 | 69,832 | 53,658 | 43,970 | 32,932 | 64,790 | 55,710 | 49,440 | 42,110 | 36,280 | 32,870 |
日産 セレナ e-POWER ハイウェイスターV 2WD | 373万 | 111,791 | 85,899 | 70,390 | 52,719 | 77,781 | 68,866 | 63,113 | 58,390 | 49,898 | 44,607 |
ホンダ NーBOX L | 170万 | 50,951 | 39,150 | 32,081 | 24,028 | 44,251 | 38,306 | 34,093 | 30,690 | 26,378 | 23,837 |
ホンダ ヴェゼル G | 242万 | 72,530 | 55,731 | 45,668 | 34,204 | 57,761 | 51,706 | 47,053 | 46,510 | 40,108 | 36,247 |
カーローンと比較すると月々の支払が安く、維持費込みの金額なのでお得感が伝わるかと思います。
以上がカーリースの定額カルモくんでした。
KINTOも含め、カーリースはまだ認知度が低いけどこれから増えていく購入方法だと思われます。
まとめ
最後にまとめです。
今回の記事を書くのにかなり勉強しましたので是非、新車購入の参考にしてもらえると助かります。
私自身のおすすめの購入方法は短期ならKINTOで長期ならカルモくんです。
いずれも月々定額で他と比べて安いのが特徴です。
車の出費は馬鹿になりませんのでくれぐれも慎重に考えてから選んでください。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。