おっと、待っとったかね!
加齢に華麗に立ち向かうオヤジ、FLUOROがここに参上だわ!
おう、白髪混じりのお友達のみんな、元気にしとるか?
俺もブラック企業で18年、オカアとオネエ(長女)、アリンコ(次女)のために毎日ヘトヘトだがや。
ところで、お友達のみんなは最近こんなこと思わんか?
「周りのヤツら、一体いくら貯金(金融資産)持っとるんだ?」
「俺の貯金額、同年代と比べてヤバいんじゃないか…?」
「オカアに『ウチの将来、大丈夫なの?』って詰め寄られて、ちょっと焦っとる…」
わかる、わかるて!俺も40代ど真ん中、オカアの視線が痛いわ(笑)
飲み屋で「お前、いくら持ってんの?」なんて、口が裂けても聞けんしな。
でもな、自分の立ち位置を知らんままじゃ、不安ばっかり大きくなる。
将来設計だの資産形成だの言う前に、まずは「今、自分はどの辺におるのか?」を把握するのが大事なんだて。
この記事では、俺たちオジサン世代(30代・40代・50代)のリアルな金融資産の状況を、データに基づいて分かりやすく解説していくでな。平均値に騙されず、「中央値」っていうリアルな数字を見て、一緒に現実と向き合っていこうぜ!
なんで「平均値」じゃなくて「中央値」を見るべきなんだて?

ニュースとかで「40代の平均貯蓄額は800万円!」なんて聞くと、
「え、俺そんなに持ってない…ダメだて!」
って落ち込むお友達、おらんか?
待つんだて!その「平均値」には大きなワナがあるんだわ。
平均値のワナ:一部の「金持ち父さん」が数字を吊り上げとる!
「平均値」っていうのは、全員の金額をぜーんぶ足して、人数で割った数字だわな。
例えば、10人おって、9人が100万円、1人が9100万円持ってたらどうなる?
(9人 × 100万円) + (1人 × 9100万円) = 1億円
1億円 ÷ 10人 = 1000万円
なんと、平均値は「1000万円」になるんだて!
9人の人は「いやいや、俺100万しか持ってねーし!」ってなるわな。
これが平均値のマジック(というかワナ)だわ。一部のめちゃくちゃ金持っとる人が、全体の数字をグイーンと引き上げとるんだて。
中央値こそが現実!「普通のおじさん」のリアルな数字
そこで注目したいのが「中央値(ちゅうおうち)」だて。
これは、データを少ない順(多い順でもいいけど)にずらーっと並べた時に、ちょうど「ど真ん中」に来る人の数字のこと。
さっきの例なら、100万、100万、…(9人目も100万)、9100万と並べた時、真ん中(5番目と6番目の間)は「100万円」だわな。
こっちのほうが、よっぽど「普通の人」の実感に近いと思わんか?
だから、俺たち白髪混じりのお友達が参考にすべきは、平均値じゃなくて「中央値」!
これ、テストに出るでな!(何の?!)
【年代別】金融資産の保有額と割合を徹底比較!30代・40代・50代の現実

そんじゃ、お待ちかね。金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」から、2人以上世帯のデータを引っぱってきたで、一緒に見ていこう。
(※金融資産を持ってない世帯も含むデータだでな)
30代(2人以上世帯):資産形成のスタートダッシュ期
まずは30代。結婚したり、子供が生まれたり、家を買ったり…と、人生のイベントが目白押しの世代だわな。
【30代の金融資産保有率】
- 金融資産あり: 75.5%
- 金融資産なし: 24.5%
約4世帯に1世帯は、まだ金融資産を持っとらんのが現状だて。
「貯金ゼロ?やべー!」って思うかもしれんけど、意外と仲間はおるんだな。
【30代の金融資産額(平均値 vs 中央値)】
- 平均値: 526万円
- 中央値: 200万円
ほら出た!平均は500万超えとるけど、中央値は200万円!
ギャップが300万以上もあるんだて。
多くの30代にとっては「200万円」あたりが現実的なラインってことだわ。
【30代の金額帯別保有割合(金融資産あり世帯のみ)】
金額帯 割合 1〜100万円 17.4% 100〜300万円 24.9% 300〜500万円 10.6% 500〜700万円 8.2% 700〜1000万円 9.6% 1000〜1500万円 10.4% 1500〜2000万円 4.7% 2000万円以上 9.2%
資産を持ってる人の中では「100〜300万円」の層が一番多い(約25%)。
30代はまだ始まったばかり。ここで焦る必要はないけど、資産形成の「スタート」としては大事な時期だて!
40代(2人以上世帯):格差がじわり…教育費・住宅ローンが重い時期
来たな、俺たち40代!
オネエ(長女)とアリンコ(次女)の教育費、住宅ローン…マジで金が羽生えて飛んでいく時期だわ!
【40代の金融資産保有率】
- 金融資産あり: 74.3%
- 金融資産なし: 25.7%
保有率は30代とあんまり変わらん。むしろ、資産なし世帯がちょびっと増えとる。
教育費とかで貯蓄を取り崩す世帯もおるかもしれんな。これはダメだて…いや、仕方ない時もあるて!
【40代の金融資産額(平均値 vs 中央値)】
- 平均値: 825万円
- 中央値: 250万円
平均値は300万近く上がっとるのに、中央値はたったの50万円アップ!
ギャップがさらに広がって、575万円だて!
「一部の世帯がガンガン資産を増やしとる」っていう、格差の広がりが見えてくるわな…。
【40代の金額帯別保有割合(金融資産あり世帯のみ)】
金額帯 割合 1〜100万円 15.1% 100〜300万円 16.5% 300〜500万円 10.6% 500〜700万円 10.4% 700〜1000万円 8.6% 1000〜1500万円 11.0% 1500〜2000万円 5.1% 2000万円以上 16.1%
30代で一番多かった「100〜300万円」層が減って、「2000万円以上」の層が9.2%→16.1%にドンと増えとる。
40代は、資産形成の「踏ん張りどころ」。ここで頑張れるかで、50代以降が大きく変わってくるんだて!俺も頑張らんとな…。
50代(2人以上世帯):二極化が進む!老後がチラつく世代
いよいよ50代。子供が大学行ったり、独立したり…教育費のピークが来る世代だわな。
老後もぼんやり見えてきて、焦りも出てくる頃か。
【50代の金融資産保有率】
- 金融資産あり: 70.8%
- 金融資産なし: 29.2%
なんと、資産なし世帯がさらに増えて約3割に!
教育費のピーク、親の介護、自分の健康問題とかで、貯蓄どころじゃなくなる世帯も増えるんかもしれんな。
【50代の金融資産額(平均値 vs 中央値)】
- 平均値: 1,253万円
- 中央値: 350万円
平均はついに1000万円超え!景気がいいんだか悪いんだか…。
でも中央値は350万円。40代から100万円しか増えとらん!
ギャップはついに900万円超えだて!「平均」ってもはや何なんだ、って言いたくなるわな。
【50代の金額帯別保有割合(金融資産あり世帯のみ)】
金額帯 割合 0〜100万円 12.3% 100〜300万円 15.5% 300〜500万円 9.8% 500〜700万円 8.8% 700〜1000万円 8.1% 1000〜1500万円 10.8% 1500〜2000万円 5.4% 2000万円以上 24.0%
注目すべきは「2000万円以上」の割合。なんと24.0%!
資産を持っとる50代世帯の、ほぼ4世帯に1世帯は2000万円以上持っとる計算だわ。
まさに二極化。「持っとる世帯」と「持っとらん世帯」の差がハッキリ出るのが50代なんだて。
周囲と比較して落ち込むな!今からでもできる資産形成の第一歩

さて、ここまで年代別のリアルな数字を見てきたけど、どうだったかね?
「うわ、俺中央値より全然下だわ…」
「もう40代だし、手遅れかも…」
なんて、落ち込んどらんか?
そんなお友達に言いたい。落ち込むのは時間の無駄だて!
「中央値より下」でも大丈夫!大事なのは“今”の位置を知ること
データを見て落ち込むためにこの記事書いたんじゃないんだて。
大事なのは、平均値っていう幻想に踊らされず、「中央値」っていうリアルな数字を知って、
「あ、ウチは今この辺なんだな」
って、自分の立ち位置を客観的に把握すること。
それが資産形成の、いや、人生設計の「第一歩」なんだわ。
他人と比較して一喜一憂したって、1円も増えんでな(笑)
オジサンでも間に合う!今日から始める3つのアクション
「でも、どうすりゃいいんだて?」
「ブラック企業勤めの俺でもできることあるか?」
おう、あるに決まっとる!難しいことやなくていい。こんなんでいいんだて!
- 1. まずは家計の「見える化」だて!今月、何にいくら使ったか、ざっくりでもいいから把握しよう。レシート見返すだけでもいい。俺もオカアに家計簿アプリ(無料のやつ)勧められて、渋々やっとるわ。
- 2. 「先取り貯蓄」を始めるんだて!「余ったら貯金しよう」は、ほぼ100%失敗する(俺がそうだった)。給料が入ったら、先に「5,000円」でも「1万円」でもいいから、別口座に移すんだて。自動積立とかにすりゃ、勝手に貯まる。
- 3. 国のオトクな制度を賢く使うんだて!「資産運用」なんて言うと難しそうだけど、今は「つみたてNISA」とか「iDeCo」とか、国が「これで貯めてちょーだい!」って用意してくれとる制度があるんだわ。運用だから元本割れのリスクもあるけど、税金がオトクになったりするでな。運任せ(運よう)じゃダメだて!ちゃんと調べて、少額からでも始めてみるのが大事なんだわ。
まとめ:人生まだまだこれからだわ!「加齢」に「華麗」に立ち向かおう

今回は、30代・40代・50代のリアルな金融資産事情について、データを見ながら語ってきたわ。
最後に、年代別の「中央値」だけおさらいしとこう。
【年代別 中央値(2人以上世帯)】
- 30代: 200万円
- 40代: 250万円
- 50代: 350万円
平均値(526万、825万、1,253万)と比べたら、随分と現実的な数字だと思わんか?
「なーんだ、みんなそんなもんなのか」って、ちょっと安心したお友達もおるかもしれん。
これでいいんだて!
大事なのは、他人と比べて落ち込むことじゃない。
今の自分の立ち位置をしっかり把握して、
「じゃあ、来月は5,000円だけ多く積立してみようかな」
「オカアと相談して、ちょっとスマホ代見直してみようかな」
って、「昨日の自分」より一歩でも前に進むことだて。
人生、まだまだこれからだわ!おじさんたちの味方のFLUOROも頑張るで、みんなも頑張ってちょーだい!

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