【デキる人ほど共感】能動的人材がほしいは嘘?会社がイエスマンを好む理由

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加齢に華麗に立ち向かうオヤジ、FLUOROがここに参上だわ!

白髪混じりのお友達のみんな、会社で「なんかおかしいな?」って感じること、ないかね?

「能動的な人材がほしい」

「主体的に動け」

会社はそう言うとるのに、いざこっちが本気で提案したり、改善しようとすると、なぜか煙たがられる…。

それどころか、明らかに仕事しとらん(ように見える)イエスマンが評価されてたり、真面目にやっとるこっちが理不尽に責められたり

「挑戦しろ」って言ったくせに、失敗した途端に鬼の首取ったみたいに怒られる。「失敗は成功のもと」ならぬ「失敗は叱責のもと」だて

今日は、この「デキる人ほど共感しちゃう」会社の矛盾について、俺と一緒に考えてみんかね。

「主体性を持て」と言われながら、主体性が嫌われる職場

【デキる人ほど共感】能動的人材がほしいは嘘?会社がイエスマンを好む理由
【デキる人ほど共感】能動的人材がほしいは嘘?会社がイエスマンを好む理由

企業の理想と現場の現実

多くの企業が、壁に立派なスローガンを貼っとるわな。

  • 自ら考えて動け
  • 挑戦する人材になれ
  • 変化を恐れるな

「ほうほう、立派だて」と思うとるのに、現場じゃまったく逆のことが起きとる。

  • 提案する「生意気だ」「誰に許可取ったんだ」
  • 改善する「余計なことをするな」「波風立てるな」
  • 失敗する「なんで勝手にやったんだ」「責任取れ」

これじゃあ、挑戦どころじゃない。

本当に欲しいのは「扱いやすいイエスマン」だて

結局のところ、会社(というか、古い体質の上司)が本音で欲しいのは、「能動的な人材」じゃなくて、「扱いやすいイエスマン」なんだわ

「能動性を求める」ってのは建前。

本音は「俺の言うことを素直に聞く、都合のいい部下が欲しい」ってことだて。これはダメだて!

企業が「挑戦しろ」と言うのは、建前であることが多い

【デキる人ほど共感】能動的人材がほしいは嘘?会社がイエスマンを好む理由
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「挑戦しろ。ただし失敗は許さない」という矛盾

本来、新しいことに「挑戦」すりゃあ、「失敗」はセットでついてくるもんだわ。野球だって10割打てるバッターはおらんのだから。

でも、多くの会社は平気でこう言うんだて。

「挑戦しろ。ただし失敗は許さない」

こんなの、アクセルとブレーキを同時に踏めって言っとるようなもんだわ!

なぜ矛盾が起きる?→ 上司が責任を取りたくないだけ

なんでこんな矛盾がまかり通るのか。

背景にある本音は、これに尽きる。

「上司が責任を取りたくない」

挑戦には責任が伴う。部下の挑戦を認めるってことは、失敗した時に上司である自分が責任を取る覚悟がいるんだわ。

でも、その覚悟がない管理職が多い組織だと、どうなるか?

  • 失敗は、部下のせいにして叱責
  • 挑戦は、リスクだから損
  • 何もしない(言われたことだけやる)のが最適解

「挑戦しない方が安全」と学習する社員たち

こうして、賢い社員ほど気づいてしまう。

「あ、この会社、挑戦せん(しない)方が安全だわ」

と。

これは個人の性格が「消極的」なんじゃなくて、組織文化が社員に「行動の最適化」をさせた結果なんだて。

能動的な社員は、上司の「弱さ」を映す鏡になる

【デキる人ほど共感】能動的人材がほしいは嘘?会社がイエスマンを好む理由
【デキる人ほど共感】能動的人材がほしいは嘘?会社がイエスマンを好む理由

あなたの提案が上司の「アラ」を暴いてしまう

白髪混じりのお友達みたいに、経験豊富で能動的な社員は、仕事しとると色々な問題点や改善策に気づくわな。

でも、その「気づき」は、同時に上司にとって都合の悪いことを映し出す「鏡」になっちまう。

  • 上司の視点不足(「俺はそこまで考えてなかった…」)
  • 非効率な古い慣習(「今までこれでやってきたのに…」)
  • 放置されてきた課題(「そこ、触れるなよ…」)

未成熟な上司のルサンチマン(劣等感の攻撃化)

心が成熟しとる「デキる上司」なら、

「お、ありがとう!もっと良くしていこう!」

と、その提案を受け取ってくれる。これでいいんだて!

でも、残念ながら「未成熟な上司」は、こう受け取ってしまう。

  • 「文句を言うな」
  • 「俺のやり方を否定するな」
  • 「俺の立場を奪おうとしとるのか?」

これが、いわゆる「ルサンチマン(劣等感の攻撃化)」ってやつだて。

自分より優秀(に見える)な部下を、保身のために抑えつけようとする。優秀な部下ほど潰される理由は、ここにあるんだわ。

【深掘り解説】ルサンチマンって、結局何だて?

「ルサンチマン」って言葉、耳慣れない人もおるかもしれんわな。フランス語で「恨み」「復讐心」みたいな意味だて。哲学者のニーチェが使ったことで有名になった言葉だわ。

簡単に言うと、ルサンチマンってのは、自分の劣等感や無力感を、他人への恨みや攻撃、または自分を正当化することで解消しようとする心理状態のことだて。

もう少し分かりやすく説明するわな。

ルサンチマンが生まれる思考回路

  1. 「本当はこうなりたい」「こうあるべきだ」という理想がある
    • 例:「俺は管理職なんだから、もっと優秀なはずだ」
    • 例:「会社をもっと良くしたいと思っている」
  2. でも、現実ではそれができない(自分に能力がない、立場が弱い、など)
    • 例:「部下の提案の方が優れている(自分の能力不足)」
    • 例:「新しいことに挑戦すると責任が増えるのが怖い(自分の弱さ)」
  3. 理想と現実のギャップで「劣等感」「無力感」を感じる
    • 例:「俺は部下よりデキないのか…」
    • 例:「このままだと、俺の地位が危うくなるんじゃないか…」
  4. この苦しい感情(劣等感)から逃れるために、相手を攻撃したり、価値を貶めたりする
    • 例:部下の提案を「生意気だ」「余計なことするな」と一蹴する。
    • 例:部下の失敗を過度に叱責し、「だからお前はダメなんだ」と優位に立とうとする。
    • 例:自分の責任を回避するために、「挑戦は許さない」というルールを作る。

つまり、未成熟な上司にとって、能動的で優秀な部下ってのは、自分の「視点不足」「保身」「弱さ」を浮き彫りにする存在なんだわ。その劣等感に耐えきれず、部下を攻撃したり、潰そうとしたりするのが「ルサンチマンの攻撃化」なんだて。

こんな上司の下では、どれだけ優秀な部下でも疲弊してしまう。そして、最終的には「思考停止」するか「退職」してしまうんだわ。

FLUOROからのメッセージ

もしあなたの会社にこんなルサンチマンを抱えた上司がおるなら、その人の言葉に深く傷つく必要はないんだて。それはあなたの問題じゃなくて、上司自身の「弱さ」と向き合えていないだけだからな。あなたの違和感は、正しいんだわ!

【実話】360度評価を提案したら、上層部が即拒否した

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【デキる人ほど共感】能動的人材がほしいは嘘?会社がイエスマンを好む理由

俺(FLUORO)の体験談

何を隠そう、この俺もブラック企業18年選手のサラリーマンだて。

うちの会社も、そりゃあもう評価基準が曖昧で、「上司に気に入られたもん勝ち」みたいな空気があったんだわ。

そこで俺は、ある時「360度評価」の導入を提案してみた。

  • 部下から上司へ
  • 同僚間で相互に
  • 関連部署同士でも

色んな角度から多面的に評価する仕組みだて。

現場の同僚からは「それなら公平になるかも」「理不尽な叱責も減りそう」って、前向きな声が多かったんだわ。

上層部の本音:「都合が悪い」

しかし、その提案書を出した瞬間。

真っ先に、一番強く反対したのが「上層部」だった。

「部下に評価される文化など許されん!」

「管理職の威厳が崩れる!」

「そんな制度はこの会社には不要だ!」

…もう、お分かりだわな。

つまり、「現状の権力構造に都合が悪いもの」は、どれだけ正論でも拒否するってことだて。

その時、俺ははっきり理解した。

“あ、この会社は能動的な人材を求めてないわ”

と。

能動的な社員が消えていくプロセス(衰退の始まり)

【デキる人ほど共感】能動的人材がほしいは嘘?会社がイエスマンを好む理由
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こういう組織では、志のある社員ほど、このプロセスを辿る。

  1. 期待される:「君の主体性に期待するよ!」
  2. 改善する:「ここ、こうしませんか?」
  3. 抑えつけられる:「余計なことをするな!」
  4. 消耗する:「なんで俺ばっかり…」
  5. 思考停止 or 退職:「もう考えるのやめた」or「さようなら」

そして、組織にはどういう人だけが残っていくか?

  • 空気を読んで従う人
  • 何も言わない人
  • 言われたことだけやる人

これが、組織の「衰退の始まり」だて。

ここから選べる3つの道(どれも間違いではない)

【デキる人ほど共感】能動的人材がほしいは嘘?会社がイエスマンを好む理由
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じゃあ、どうすりゃいいんだ、と。

でもな、白髪混じりのお友達には、それぞれ事情がある。

転職したばっかりの人。

守るべき家族(俺でいうオカアやオネエ、アリンコ)がおる人。

転職に不安がある人。

もうウンザリしとる人。

だから、選択肢は一つじゃない。どれも間違いじゃないんだて。

① 今の会社で摩耗せずに生きる(省エネ戦略)

これは「逃げ」じゃない。「自分を守るスキル」だて。

  • 上司(会社)に期待しない
  • 組織を変えようとしない(疲れるだけだて)
  • 「言われたこと+5%」だけ丁寧にやる(評価は落とさず、体力温存)
  • 本当の成長は、会社じゃなくて自分で作る(副業、勉強、趣味)

「こんなんでいいんだて!」と割り切る勇気だわ。

② 良い職場を見抜く準備をする(静かな観察期間)

今すぐ動かなくてもいい。でも、準備と観察だけはしとこう。

「良い会社」「悪い会社」の見分け方は、こんな感じだて。

見るポイント良い会社悪い会社(今の会社?)
評価基準が公開されとる上司の好き嫌い
会議反対意見や質問OK空気が支配(上司の顔色伺い)
権限委譲部下に任せる文化上司が全部握りたがる
失敗「次にどう活かすか」を議論「誰のせいか」を責める

③ 静かに準備し、必要な時に抜ける(戦略的撤退)

もう限界だ、と感じたら。

  • 必ず在職中に転職先を確保する(焦らんでいい)
  • 退職は、法的にOKなギリギリまで言わない(引き止めが面倒だて)
  • 退職理由は「一身上の都合」か「外部要因(例:家族の事情など)」で対立を避ける

あなたの人生は、あなたが守っていいんだて。

おわりに ― あなたの違和感は、正しい

【デキる人ほど共感】能動的人材がほしいは嘘?会社がイエスマンを好む理由
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白髪混じりのお友達よ。

もし今、会社に対して「おかしい」「なんでだ?」と感じとるなら、その心は、まだあなたが自分らしく生きている証拠だわ。

迷うことは、弱さじゃない。

迷えるのは、まだ心が死んでいないからだて。

焦らなくていい。

立ち止まってもいい。

今日、この記事をここまで読んだあなたは、もう昨日とは違う。ちゃんと一歩前へ進んどる。

その一歩は、小さく見えて、とても大きいんだて。

どうかその「おかしい」と感じる心を、諦めさせないでちょーだい。


人生、まだまだこれからだわ!

おじさんたちの味方のFLUOROも頑張るで、みんなも頑張ってちょーだい!

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