はじめに ― 家族で釣りに出かけてみませんか?
週末の過ごし方に悩んでいるご家庭におすすめなのが海釣りです。
釣りは大人だけの趣味ではなく、子供も一緒に楽しめる最高のレジャー。自然と触れ合いながら、魚を釣るワクワク感や家族で過ごす特別な時間は、忘れられない思い出になります。
特に「サビキ釣り」と「チョイ投げ釣り」は、初心者や子供でも挑戦しやすい釣り方。足場の良い漁港や堤防で安全に楽しめるので、親子の休日にぴったりです。
本記事では、仕掛けの基本、釣り場選び、タックルの活用法、季節ごとのターゲット、さらに釣った魚の美味しい調理法まで徹底解説します。
サビキ釣り ― 小魚がわんさか釣れる大人気釣法
サビキ釣りとは?
サビキ釣りは、アミエビをエサにして小魚の群れを寄せ、疑似餌付きの小さな針で釣る方法。仕掛けを海中に垂らしているだけで次々に魚がかかるため、子供でも成功体験を得やすい釣り方です。
サビキ仕掛けの基本図解

竿とリール
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道糸
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サビキ仕掛け(枝針が5~6本)
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カゴ(アミエビを入れる)
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オモリ
- カゴにアミエビを詰めて海中に投入
- 魚の群れが寄ってくると、疑似餌のついた針に食いつく
- アジやイワシは群れで行動するため、一度に複数匹釣れることも
仕掛け
仕掛け+カゴのセット

仕掛け


カゴ



エサ(アミエビ チューブタイプ)


サビキ釣りに向いている場所
- 漁港内の堤防
- 水深が3〜5m以上ある護岸
- 常夜灯のある釣り場(夜釣りに有利)
チョイ投げ釣り ― 砂浜や堤防で楽しむライトな投げ釣り
チョイ投げ釣りとは?
竿を軽く振って仕掛けを数メートルから20メートルほど投げ、砂地の海底にいる魚を狙う釣り方。遠投が不要なので子供でも投げやすいのが特徴です。
チョイ投げ仕掛けの基本図解

竿とリール
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道糸
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天秤オモリ
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ハリス(針が2本程度)
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エサ(ゴカイ、イソメなど)
- 天秤オモリで仕掛けを安定させ、海底を狙う
- エサには虫エサ(ゴカイ、アオイソメ)が定番
- 投げた後はゆっくりリールを巻いてアタリを待つ
仕掛け
天秤と針のセット仕掛け

天秤


ちょい投げ用の針仕掛け


エサ(ゴカイ、イソメなど)
エサは近くの釣具屋さんで購入してください。ゴカイとイソメで迷いますけど、個人的にはゴールドイソメがよく釣れる印象があります。(とはいえ、イソメは大きくて怖いです。いまだに慣れません。)
チョイ投げで狙える代表的な魚
- シロギス(初夏〜秋)
- ハゼ(秋)
- カレイ(冬)
タックル ― 専用ロッドがなくても大丈夫!
シーバスタックルを流用
- 8〜9フィートのシーバスロッド
- 2500〜3000番のスピニングリール
- サビキにもチョイ投げにも対応可能

エギングタックルを流用
- 7〜8.6フィートのエギングロッド
- 軽くて扱いやすいので子供に最適
- アジやキスを狙うのにぴったり

格安セットでスタート
釣具店やネット通販で販売されている「竿とリールのセット」を購入すれば、2,000〜5,000円程度で始められます。初めての親子釣行におすすめ、となっていますが私はあまり勧めていません。
勧めれない理由
・道具の質が正直良くない
・壊れやすい
・快適に使用できない
私はしっかりしたシーバスタックルやエギングタックルを使用する事をおすすめします。
ただ、揃えるのに手間だとか、価格の問題もあるので一応紹介します。


季節ごとのターゲット魚種
春
- サッパ、メバル、カサゴ
夏
- アジ、イワシ、サバ、キス
秋
- アジ(大型)、サヨリ、ハゼ
冬
- カレイ、アイナメ、メバル
子供連れ釣行の安全対策
- ライフジャケットを必ず着用
- 日焼け対策に帽子と日焼け止め
- 足場の良い堤防を選ぶ
- 大人が仕掛けをセッティングし、子供は釣るだけに集中
家族で海釣りに行くときの持ち物チェックリスト
海釣りは自然の中で楽しむレジャーだからこそ、忘れ物をすると不便になったり、安全面に影響が出たりすることもあります。特に子供と一緒に行く場合は、普段以上に準備が大切です。ここでは、初心者でも迷わない必携アイテムリストをまとめました。
基本の釣り道具
- 竿とリール(シーバス・エギングタックル流用、またはセット竿)
- サビキ仕掛け/チョイ投げ仕掛け
- アミエビ用のカゴ(サビキ釣り用)
- 天秤オモリ(チョイ投げ用)
- 予備の仕掛け(根掛かりに備えて複数用意)
- エサ(アミエビ、ゴカイ、イソメなど)
- クーラーボックス(釣った魚を新鮮に持ち帰る必須アイテム)
安全グッズ
- ライフジャケット(子供用は必ず)
- 帽子・日焼け止め・サングラス(紫外線対策)
- 滑りにくい靴(サンダルよりスニーカーがおすすめ)
- タオル(手や顔を拭く用、汗対策)
- 救急セット(絆創膏・消毒液など)
快適に過ごすための便利グッズ
- 折りたたみ椅子(長時間座って釣る場合に便利)
- 小型テーブル(食事や道具置き場に)
- レジャーシート(子供が休憩する場所に)
- ウェットティッシュ(エサや魚に触った手を拭ける)
- 虫除けスプレー(夏場は必須)
- 飲み物(水筒やペットボトルを多めに)
- お弁当やお菓子(子供は待ち時間に退屈しやすい)
釣った魚の持ち帰りに必要なもの
- クーラーボックス+保冷剤(氷を多めに入れる)
- 魚を入れるビニール袋やジップロック
- ハサミやナイフ(魚を処理する用)
- 軍手(魚のヒレで手を切らないように)
スマホ・記録グッズ
- スマートフォン(釣果撮影&緊急時の連絡手段)
- カメラ(子供の釣りデビューを記録!)
- モバイルバッテリー(長時間滞在でも安心)
チェックリスト活用のコツ
- 出発前に家族全員で声を出しながら確認すると忘れ物防止に効果的です。
- 子供に「今日はタオル係ね」と役割を任せると、自分も釣行に参加している感覚を持てます。
- 荷物はクーラーボックスや大きめのトートバッグにまとめると移動がスムーズです。
釣った魚の美味しい調理アイデア
釣りの楽しみは魚を釣るだけでなく、食べることにもあります。家族で釣った魚を食卓に並べれば、思い出はさらに深まります。
アジ・イワシ
- 南蛮漬け:小骨ごと食べられて子供も安心
- 唐揚げ:サクサク食感で人気No.1
- お刺身(鮮度抜群のときのみ)
キス
- 天ぷら:淡白で上品な味わい
- フライ:パン粉をつけて揚げれば子供も大好き
ハゼ
- 天ぷら:江戸前の伝統料理
- 甘露煮:保存もできるので便利
カレイ
- 煮付け:冬の定番料理
- 唐揚げ:中骨ごとバリバリ食べられる
サバ
- 塩焼き:脂がのった秋サバは絶品
- 味噌煮:ご飯が進む定番料理
親子で楽しむクッキングタイム
釣りから帰った後、キッチンで家族そろって料理をするのも大切な時間。子供が魚を洗ったり、粉をまぶしたりと料理に参加すれば、さらに楽しい思い出になります。
まとめ ― 釣りは家族をつなぐ最高の週末レジャー
- サビキ釣り:漁港で小魚を狙う手軽さ
- チョイ投げ釣り:砂浜で楽しむライトな釣り方
- タックルは流用や格安セットでOK
- 季節ごとに狙える魚が豊富
- 釣った魚を料理して楽しむ二度美味しい体験
釣りは単なるレジャーではなく、家族の絆を深めるアクティビティです。自然と触れ合い、魚を釣り、食べる――そんな体験は子供にとってかけがえのない学びと喜びになります。
釣りそのものの楽しさに加え、持ち物をしっかり準備することが快適で安全な釣行のカギになります。サビキやチョイ投げの仕掛けだけでなく、子供が快適に過ごせるように飲み物やおやつも用意すると、釣りそのものに集中でき、家族みんなが笑顔になります。
忘れ物がなく、準備万端で挑めば、週末の海釣りはきっと最高の思い出になるでしょう。
次の週末はぜひ家族で釣りに出かけてみてください。きっと「また行こう!」と声が上がるはずです。
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